蓮池潭 蓮池潭

高雄郊外の人気スポット、龍と虎の塔

大東和重撮影

高雄市内の北に位置する左営は、17世紀、鄭成功率いる政権が台湾を支配していた時代に築かれた歴史ある町です。ここには現在、高雄を代表する観光地、「蓮池潭」があります。巨大なため池ですが、周辺に「龍虎塔」や「孔子廟」などがあって、観光客が立ち寄る場所となっています。台湾新幹線の左営駅が開設されるなど、ここは現在も交通の要衝です。

学びのポイント

龍と虎の口が待ち受ける塔

蓮池潭を訪れる人が、必ず足を踏み入れるのが、蓮が一面に茂る池に建つ「龍虎塔」です。龍と虎が口を開けて待ち受ける双子の塔は、鮮やかな黄や朱色に塗られていて、水辺に映えます。龍の口から入り、虎の口から抜けてくる約束で、塔に登ることもできます。周辺は観光客が多く、屋台などもたくさん出ていて、台湾の観光地の雰囲気を楽しめるでしょう。

大東和重撮影

左営の城壁のあと

左営は歴史ある古い町です。かつて中国の都市は、一定規模に達すると、城壁に囲まれていました。かつて高雄の中心だった左営にも、1826年、台湾で最初の城壁が設けられました。左営の古い名前を用いて「鳳山県旧城」といいます。現在その城壁の一部が、蓮池潭のすぐ近くに残されています。蓮池潭を訪ねたら、ひっそりとたたずむ城壁のあとにも足を運び、昔の台湾の町の姿を思い描いてください。

台湾の新幹線「高鉄」

台湾の新幹線は、正式な名前を「台湾高速鉄路」、略して「高鉄」といいます。台北を出発した新幹線は、西部の平原を南下し、終着駅は高雄市内の一歩手前、左営駅です。高鉄左営駅と高雄市内とは、鉄道の「台湾鉄路」や地下鉄の「高雄捷運」で結ばれていますが、新幹線の旅の出発点は、ここ左営。新幹線のおかげで、高雄から台北への日帰り旅行や、その逆の旅行も、簡単にできるようになりました。

さらに学びを深めよう

  1. 【事前学習】【事後学習】台湾の鉄道や新幹線について、どんな路線があるか調べてみましょう。
  2. 【現地体験学習】台湾の観光地には屋台がつきものです。どんな屋台に人気があるか、チェックしてみましょう。

参考資料

台湾の都市がどのように造られたのかについては、後藤治監修、王惠君・二村悟著『図説 台湾都市物語 台北・台中・台南・高雄』(河出書房新社、2010年)があります。台湾の鉄道については、徳田耕一『台湾の鉄道』(JTBキャンブックス、1996年)や片倉佳史『台湾鉄路と日本人‐線路に刻まれた日本の軌跡』(交通新聞社新書、2010年)がよいガイドです。吉田修一『路』(文春文庫、2015年)は、台湾新幹線を造った人たちの物語です。

(大東和重)

ウェブサイト
高雄旅遊網(高雄市政府観光局)https://khh.travel/Article.aspx?a=6891&l=3&stype=1059&sitem=4140
所在地
高雄市左営区蓮潭路