「檜意森活村」文創園区の総面積は約3.4ヘクタールです。園区内にはかつての「営林倶楽部」「眠月廬」「所長官舎」「阿里山林業館」などの建造物が活かされ、主要な展示空間として使用されています。1960年代以降、台湾の主な営林場が相次いで廃業しましたが、嘉義、阿里山の林業史は「檜意森活村」プロジェクトによって一部が伝承されました。「檜意森活村」は台湾西部の林業文化、歴史を再現する重要な役割を担っています。
園内の「阿里山林業館」では、林業関係の写真や資料などが多く見られます。また、カフェやレストラン、名産品の店も設けられています。休日にはクリエイティブマーケットや露店音楽会などが不定期に開催され、「檜意森活村」文創園区の多様性が見られます。「檜意森活村」は台湾最大規模の日本式建築群を保存しているだけでなく、歴史の保存と商業施設としての役割をはたしています。旧建造物の再利用という点でも成功し、多面的な機能を持つ歴史再生と展示の空間とも言えます。
行政院農業委員会林務局阿里山林業鉄路及文化資産管理処提供