原住民族委員會原住民族文化發展中心 台湾原住民族文化園区

先住民族の住まいの文化を学ぶ屋外博物館

中華民国交通部観光局提供、上允傳播撮影

原住民族委員会原住民族文化発展中心は、台湾南部の屏東県にあり、「原住民族文化園区」という通称で親しまれてきた屋外博物館です。自然の地形を利用して造られており、先住民族の人たちが暮らしてきた地形や自然を感じることができます。最大の魅力は、忠実に再現展示されている各先住民族の伝統的な家屋です。これらの家屋は、民族建築学や人類学の調査で実際に測量されたデータをもとに造られたものです。入り口近くの迎賓区には特別展示場があり、テーマ別の特別展が随時開催されています。また、ナルワン演舞場では先住民族の伝統的な踊りをアレンジしたパフォーマンスを観覧できます。

学びのポイント

台湾原住民族の住文化を体験学習できる。

パイワン族やルカイ族の石板家屋、地下に埋もれたように見えるタオ(ヤミ)族の家屋、床が非常に高いプユマ族の青年集会場、竹を活用したアミ族やタイヤル族の家屋等、それぞれの民族の住まいの知恵が実体験できます。

ダイナミックな踊りやパフォーマンス

専任のスタッフが、伝統的ななかにもオリジナリティを組み込んだ先住民族の踊りやパフォーマンスを披露してくれます。

さらに学びを深めよう

  1. 【事前学習】 千々岩助太郎『台湾高砂族の住家』(丸善、1960年)で先住民族の伝統的な家屋のつくりを調べてみましょう。
  2. 【現地体験学習】 博物館に展示している各民族の家屋の大きさを調べてみましょう。自分の歩幅が何センチぐらいかをあらかじめ調べておくと、歩測で家屋のおおよその面積を知ることができます。
  3. 【事後学習】 東南アジアの民族家屋や台湾漢族の家屋と比較して違いを調べてみましょう。

参考資料

現在の先住民族については、松岡格「第24章 原住民 多文化主義先進地域における原住民の存在感」(『台湾を知るための 60 章』明石書店、2016年)、千々岩助太郎『台湾高砂族の住家』(丸善、1960年)を参照してください。2020年金曲奨(台湾のレコード大賞に相当)に輝いたパイワン族出身の女性シンガーソングライター、阿爆(Abao/アバオ)の「Thank You」を聴いてみましょう。看護師の友人のために創った曲だそうです。孫大川Pa’labang企画、林初梅編・監訳、古川裕監訳『日本語と華語の対訳で読む台湾原住民の神話と伝説 上巻』では、アミ族、プユマ族、タオ族、パイワン族、ルカイ族の神話と伝説を、『日本語と華語の対訳で読む台湾原住民の神話と伝説 下巻』では、ブヌン族、サオ族、ツォウ族、サイシャット族、タイヤル族の神話と伝説をそれぞれ読むことができます。パイワン族の母を持つリカラッ・アウーの散文は、魚住悦子の訳で『故郷に生きる (台湾原住民文学選)』(草風館、2003年)に所収されています。

(野林厚志)

公式 https://www.tacp.gov.tw/ 交通部観光局 https://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003122&id=5856/
所在地
屏東県瑪家郷北葉村風景104号