義美食品觀光工廠 生產・生態・生活產區 義美食品観光工廠 生産・生態・生活廠区

伝統的な優良食品ブランドから台湾人の食生活を考える

義美食品提供

義美(IMEI)は、1934年に台北の大稲埕で開業した菓子店を起源とする老舗食品メーカーです。現在ではお菓子、乳製品、冷凍食品など、様々な商品を生産、販売しており、台湾のスーパーマーケットやコンビニエンスストアには、必ず義美の製品が置いてあるほど有名な企業です。また、企業として環境問題や食の安全の問題に取り組んできたことでも知られています。この観光工場でも、製品の製造工程を見学できるだけではなく、工場で 出た汚水の処理などについて学べる生態園区、企業の歴史や安全基準などについて学べる博物館、お菓子づくりを体験できるDIY工房などを併設しており、様々な角度から台湾の食文化を理解することができます。

学びのポイント

義美はどうやって台湾の食文化をリードしてきたか?

義美は日本統治時代に設立され、戦後台湾の経済発展とともに企業として成長し、国際化しながら、変化する台湾消費者のニーズに応えてきました。それができた要因としては、「食品産業は誠実であり、良心的でなければならない」という企業理念のもとで、台湾の人々の嗜好の変化のみならず、社会、文化、環境など食文化をとりまく幅広いテーマに関心を持ち続けてきたことが挙げられるでしょう。また、台湾内でのコンビニエンスストアとの協力、マクドナルドなど国際的な外食チェーンとの協力など、その時々のトレンドにあわせて販売経路を拡大してきたことも重要です。

創業当初に使われていた木型(義美食品提供)

台湾人の食生活はどのように変わってきたのか?

義美の商品や販売方法の変遷、事業内容の拡大などを見ていくと、台湾人の食生活の変化を知ることもできます。博物館では、婚礼や祭祀などで好まれる伝統的な中華菓子から始まった義美の看板商品が、徐々に現代的なパイナップルケーキ、さらにはクッキーなどへと変化していった様子、同じ商品でも時代によってパッケージが変わっていたことなどを知ることができます。また、近年では核家族化や健康志向などにあわせた商品が好まれていることもわかります。さらに、義美の事業内容がサプリメントなどにも及んでいることも、台湾人の食生活の変化をあらわしています。

パッケージの変遷(義美食品提供)

さらに学びを深めよう

  1. 【事前学習】義美食品の代表的な商品について調べ、日本にも同じような商品があるかどうか考えてみましょう。
  2. 【現地体験学習】時代に伴う、義美の商品やパッケージの変化、義美の環境問題に対する取り組みなど、気づいた点をできるだけ多く記録しましょう。
  3. 【事後学習】現地で学んだことを、自分が見学したことのある日本の工場と比較し、義美食品との共通点と相違点を探してみましょう。

参考資料

桃園が舞台ではありませんが、辛永清『安閑園の食卓 私の台南物語』(集英社、2010年)からは、義美が開業した頃の台湾の食文化や人々の暮らしぶりを窺い知ることができます。今日の台湾の食文化は、皆さんが体験されるのが一番ですが、光瀬憲子さんの『台湾一周!安旨食堂の旅』(双葉文庫、2014年)などの食・紀行エッセイを読めば、雰囲気をつかめるでしょう。義美食品については、桃園市政府観光旅遊局のサイトワイズ・コンサルティングのサイトにある高志明総経理と事業内容の紹介が参考になります。

(福田円)

ウェブサイト
公式http://www.imeifoods.com.tw/nankang/ 桃園観光導覧網(桃園市政府観光旅遊局)https://travel.tycg.gov.tw/ja/Travel/Attraction/830
所在地
桃園市蘆竹区南工路一段11号
特記事項
要予約、一度の予約人数は15-100名が望ましいが、応相談