「南洋観光美食街」の看板(木村自提供)
上座部仏教の礼拝施設(木村自提供)
華新街外観(木村自提供)
台北MRTで行けるミャンマー街で台湾と華僑の関係史を知ろう
台北MRTの中和新蘆線の終点、南勢角駅を出て道なりに西へ10分ほど行くと、「南洋観光美食街」の看板が見えてきます。そこが華新街です。一見、台湾の他の通りと何ら変わりませんが、通り沿いの店の看板をよく見ると、丸を連ねたようなビルマ文字があちこちに書かれていることに気づきます。華新街がある新北市の中和区と永和区には、主に1970年以降多くの華僑がミャンマーから移住しました。その後華新街には、徐々にミャンマーからの華僑向けの店が増え、彼らを象徴する場所として発展しました。そのため華新街は別名「緬甸街(ミャンマー街)」とも呼ばれています。中和区・永和区に住むミャンマー華僑のなかには、ミャンマーの上座部仏教を信仰している人も多く、華新街にも上座部仏教の礼拝施設があります。新北市三峡区にはミャンマーの上座部仏教寺院である迦葉禅寺もあります。
「南洋観光美食街」の看板(木村自提供)
上座部仏教の礼拝施設(木村自提供)
ミャンマー料理店(ビルマ語でミャンマー料理と書かれている)(木村自提供)
ミャンマー雑貨店のなか(木村自提供)
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