自行車文化探索館 自転車文化探索館

実体験を通じて世界の人々にサイクリングを好きになってもらう

自転車文化探索館提供

自転車文化探索館は、台中サイエンスパーク内、自転車メーカーのジャイアントの本社ビルのすぐ隣にあります。ジャイアント創業者の劉金標氏によって設立され、2020年7月2日にオープンしました。敷地は約一千坪、三階建ての文化探索館があり、総建設費用は5億台湾ドル以上にのぼりました。建物の外観は弧状に、内部は流線型にデザインされ、自転車のスピード感と自由さを表現しています。探索館創設の目的は、見学者が自転車のことをより身近に感じ、わかりやすく理解してもらえる“場所”を作ることです。館内には「序、歴史、科学技術、競技、MTB、個人、環境、未来」の8つの展示ホールが設けられています。

学びのポイント

8つの展示ホールのテーマは?

1.序:多様なサイクリング文化。

自転車文化探索館(館内)(自転車文化探索館提供)

2.歴史:200年以上にわたる自転車の進化の歴史と、過去50年間の台湾の自転車の産業クラスターの形成と進化のプロセス。

19世紀の自転車(歴史ホール)(自転車文化探索館提供)

3.科学:インタラクティブな装置と技術による、自転車の原理体験コーナー。

カーボン・ファイバーの展示(科学ホール)(自転車文化探索館提供)

4.競技(ロードバイク):VRとシミュレーターを通じてツール・ド・フランスのレースを体験。

VRとシミュレーターによる競技体験(競技ホール)(自転車文化探索館提供)

5.登山(マウンテンバイク): マウンテンバイクのサイクリングのシミュレーションを体験。記念写真撮影ゾーン設置。QRコードで記念写真の受取可。

MTBとシミュレーターによる体験(登山ホール)(自転車文化探索館提供) MTBの上で7つの連続ライディングポーズの記念写真撮影(登山ホール)、孫筠雲(台湾・東海大学大学院)提供

6.個人:自分に適した自転車の選び方を体験。
7.環境(シティバイク):国と企業が協力して、友好的なサイクリングの環境づくりと自転車の関連施設やサービスの構築をめざしていることを知る。たとえば、ジャイアントは地方自治体と協力して、公共自転車システム(YouBike)を構築、運営している。

都市サイクリング環境設計(環境ホール)(自転車文化探索館提供)

8.未来:自転車の発展と新製品の展示。
 

さらに学びを深めよう

  1. 【事前学習】【事後学習】 自転車の歴史を調べて、自転車の進化を理解しましょう。
  2. 【事前学習】【事後学習】 ジャイアントの歴史を調べて、その発展プロセス、自転車新文化 の推進と自転車文化探索館の創設との関連性を把握しましょう。
  3. 【現地体験学習】現地で、ジャイアントの子会社が経営する台湾の公共自転車システム(YouBike)を体験して、日本各地の自転車シェアリングシステムとの違いを比較しましょう

参考資料

自転車の歴史については、角田安正『自転車物語 スリーキングダム(戦前篇)』(八重洲出版、2014年)、角田安正『自転車物語 スリーキングダム(戦後篇)』(八重洲出版、2017年)、自転車産業振興協会編『自転車の一世紀─日本自転車産業史─』(自転車産業振興協会、1973年)などの書籍、東正志「1970 年代半ばの自転車産業と自転車関連企業の動向」(『経済史研究』18巻、2015年、129-143頁)を参考にしましょう。また、日本の自転車博物館のウェブサイトもおすすめです。ジャイアント社の発展、自転車シェアリングについては、野嶋剛『銀輪の巨人(ジャイアント)』(東洋経済新報社、2012年)が読みやすいです。また、ジャイアントの歴史台湾の公共自転車システム(YouBike)日本の自転車シェアリングシステムの事例も参考になりますので、読んでみてください。

( 張書文)

ウェブサイト
公式http://www.cyclingmuseum.com.tw Facebookhttps://www.facebook.com/CyclingCultureMuseum Instagram https://www.instagram.com/cycling_culture_museum/
     
所在地
台中市西屯区東大路一段997号