教職員・旅行関係者のみなさまへ

「みんなの台湾修学旅行ナビ」、明確な学習目的に基づく台湾修学旅行を設計するための教育資源を提供するウェブサイトです。
全国修学旅行研究協会の統計によれば、2018年度の修学旅行対象学年全生徒数は約108万人、海外修学旅行参加者数は168,881人で、その約3分の1以上の57,540人が台湾に赴いています。しかし日本の教科書の台湾に関する記述は限定的であり、台湾修学旅行に関する教育資源、専門的サポートが不足しています。行程作成、事前学習、旅行実施、事後指導に至る一貫した教育理念に基づく設計が難しく、物見遊山に終わってしまうケースも少なくありません。また訪問先が台北に一極集中し、台湾修学旅行ではなく台北修学旅行になっている場合も多く見られます。
そのような教育資源不足を解消するために、学習目的から修学旅行をデザインする「みんなの台湾修学旅行ナビ」を作りました。
大人数で物見遊山をする現状の修学旅行に疑問を抱きつつも、既存のコースをどう変えればよいのかお悩みの先生、職員の方、旅行関係者のみなさま、ぜひ一緒に、本当の意味での修学旅行をデザインしてみませんか。

みんなの台湾修学旅行ナビの使い方

本サイトでは、歴史・政治・人権・教育・産業・自然(生態を含む)・環境・エネルギー・芸術・ジェンダー(LGBTを含む)・建築・宗教・文学・食文化・科学技術・民族・交通の16の学習テーマ、SDGsの目標から、各スポットを選択し、例えば、人権と環境・エネルギーのテーマを持ったスポットを組み合わせてコースをデザインすることができます。
本サイトを使って、三つのデザイン方法が可能です。
  1. 教育目的に基づく修学旅行全日程デザインのヒントが欲しい!

    3泊4日or4泊5日の全日程のモデルコースをご参照ください。そのうえで、教育目的に合うように、一部、スポットを加えたり交換したりしてみてください。

  2. エリア別で教育目的に基づいたコースデザインのヒントが欲しい!

    北部中部南部東部離島エリアはすでに決まっているけれども、学びを中心とした修学旅行をデザインしたい場合は、エリア別の全日程のモデルコース、あるいは半日・一日モデルコースを組み合わせて、さらに教育目的にあうように、スポットを加えたり交換したりしてみてください。

  3. 各スポットから教育目的に応じたオリジナルコースをデザインしたい!

    学習テーマから各スポットを検索し、教育目的に応じてスポットを組み合わせ、オリジナルコースをデザインすることもおすすめです。

事前・事後学習を含め、一貫した教育理念に基づきデザインしたい場合には、SNET台湾がご相談に応じます。また、事前・事後学習の講師派遣も行っております。お気軽にご相談ください。メールはこちら