台湾の「ジェンダー主流化」は、フェミニズム運動の懸命なロビー活動の影響を大きく受けています。 2005年には、「行政院各部会ジェンダー主流化実施計画」が可決され、すべての中央省庁にジェンダー平等を推進することを求めました。 台湾のジェンダー主流化は、主に統計、予算配分、影響評価、分析、ジェンダー意識エンパワーメントによって推進されました。さらにジェンダー統括部門「行政院性別平等会」を設立し、各省庁のジェンダー平等政策を取りまとめています。
台湾国家婦女館提供
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台湾初の政府直轄の国家レベルの女性会館
国連が「ジェンダー主流化」を推進し、各国に対して政府の政策にジェンダー平等を浸透させるように求めたことに呼応して、非加盟国の台湾もフェミニズム運動の主導および国際的な影響から、「ジェンダー主流化」を積極的に推進しました。こうした中、政府の主導により、台湾国家婦女館が設立されました。台湾国家婦女館は、国際女性デーに合わせて、2008年3月8日に開館しました。台湾国家婦女館は、政府と民間の女性団体、海外の女性団体との連絡や交流を促進する重要な場となっています。さらに、展示エリアでは、女性問題の啓蒙やジェンダー平等の促進のために、毎年テーマを決めて特別展を開き、一般市民に公開しています。
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(中国語・英語)
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